老犬は、お散歩に行った方がいい?行かない方がいい?

老犬のお散歩どうする?

今まであんなに元気に歩いていたのに、、、最近ちょっと違う。
老犬にはどのくらいお散歩が必要か、気になりますよね。

実は筆者にも14歳になる愛犬がいます。若く見えるね!と言われるものの、もう老犬と言われる年齢です。

老犬になった愛犬にとって、お散歩をさせた方がいいのか?それとも、させない方がいいのか?
ホリスティックケアカウンセラーでもある、のんママが14年の飼い主経験とともに解説します。

目次

老犬になった愛犬にもお散歩は必要!その3つの理由を解説します。

理由①「お散歩で足腰強化できる!

健康寿命を延すためにも筋力の維持は重要です。

足腰や体力に衰えを感じると、つい無理をさせまいとお散歩や運動を控えた方がいいのでは、、と思う方もいるかもしれません。が、ここで筋力を落としてしまうと、より動くことがおっくうになり、早く寝たきりになってしまう可能性が大。少しのお散歩でも足腰や背中まわりの筋肉の衰えを防ぎます。

うちの愛犬は、老犬になった今も足腰の筋肉はばっちり。トリマーさんにも感心されています。これは13歳ごろまでの毎日朝夕45分~1時間のお散歩効果だなぁと思います。

また、老犬になると代謝も落ちることから、運動量が減ることで肥満に気味になってしまことも。人間と同様で、老犬になっても、適度なお散歩は肥満防止にも繋がります。

理由②「認知症予防効果が期待できる!」

私たち人間も、外の空気を吸う。公園も散歩する。時に知り合いに出会っておしゃべりする。って刺激になるし、気分転換になりませんか?

老犬にとっても、お散歩に出かけることは、刺激になり、気分転換になり、ストレス防止になります。

外気に触れる、アスファルトや芝生、土などの様々な触感が肉球を刺激する、また、わんちゃん友達に出会い、クンクン匂いを嗅いだり触れ合ったりすれば、ドキドキして血流もよくなります。

特にお留守番がちな老犬にとって、お散歩は飼い主さんとのコミュニケーションの大切な時間になり、ストレス発散、認知症の予防にも繋がります。

理由③「怪我のリスク軽減が期待できる!」

老犬がお散歩や運動をやめてしまうと、血液の循環が滞り、関節が固くなったり筋肉がこわばったりします。

そうなってしまうと、日常の動作がスムーズにできず、歩いたり、何かを飛び越えたりすることに支障が出てきます。

毎日お散歩をすることで、関節を柔軟に保つことで、日常生活をスムーズにし、怪我も防ぐことができます。

老犬のお散歩に行く際のポイント

①お散歩の時間やペースは愛犬に合わせてあげる

10分くらいを大きな目安として、最適なお散歩時間は、わんちゃんによって決めていくのが良さそうですね。

わが家の愛犬は、14歳の今も、体調が良く気分良もいとなればいくらでも歩きます。ついつい、歩かせちゃうけれど、これって大丈夫なのかな?と心配になり、かかりつけの獣医さんにお伺いしたことがありました。先生の答えは、歩きたければ、歩かせて大丈夫!とのこと。

ただ、そうして1時間歩く日もあれば、5分で帰る日もある。しんどそうであれば、お休みをする日もあります。

行きたがらないときは、無理をしないこと。

筋肉が衰えるからーー!などと飼い主である私たちが躍起になって、愛犬に無理をさせてしまわないように。
時間や距離にこだわり過ぎず、愛犬の様子をよく観察しながら、愛犬とって今の最適を考えながら、愛犬のペースでお散歩していきましよう。

②最適なお散歩時間を選ぶ

夏であれば、朝の涼しい時間、夕方は気温が下がり、路面の温度が下がってから。
冬であれば、朝夕の暖かな時間帯。

など、老犬になると温度調節が難しくなってきますので、時間帯には気をつけてあげましょう。

特に、夏のアスファルトの温度には要注意です。
肉球の火傷と熱中症。わんちゃんの体は路面から近いところにあります。人間が感じるより路面の熱を感じやすいのです。

路面を手で触ってみて、温度を確認してからお散歩スタート!

この時、新鮮なお水の携帯も忘れずに。
老犬になると、体温調節が難しく、歩いているだけで水分は蒸発、水分が失われて喉が渇きやすくなります。

携帯用の給水ボトルとコップを持ってでかけ、こまめに水分補給をしてあげましょう。
ボトルとコップの一体型もありますが、うちの愛犬は一体型のコップから飲むのが怖いようなので、別に携帯用のコップを持っていきます。

③愛犬に適したお散歩ルートを考える

まず、歩きやすい路面を選びましょう。愛犬の苦手な場所は避けて。

また、足腰が弱ってくると、坂道や階段が多いと負担がかかります。

例えば、遠くに行くのが心配な場合は、自宅を起点にした10分程度のコースを数パターン作ってみましょう。

今日はAコース。今日はBコース。今日は歩けそうだから、AとBの2コースを組み合わせて20分いってみよう。

とその日の様子で、コ-スを変えたり、組み合わせることで距離を変えてみるものよいですね。
愛犬も毎回新鮮な気分でお散歩が楽しめます。

また、自宅を起点に10分でコースを作っておけば、途中で帰ることになっても、負担が少なく帰り着くことができます。

ただ、老犬になって、目が見えにくくなってきた時は、コースを変えない方がいい場合もあります。
愛犬の様子を見て、選んであげてください。

わが家は「今日はどのコースにする?」と聞いて、お散歩をスタートしていますよ。

老犬になると、歩くペースが遅くなります。

目が見えにくこともあるかもしれません。

暗い時間帯であれば、行く先に懐中電灯を照らしたりしています。

また、今日はいい天気だね!今日は風があるね。気をつけていこうね。こっちに行こうか?など、話しかけながら、今愛犬のペースで歩きます。

④お散歩前はウォーミングアップを挟む

急な運動は、心臓や関節の負担になることもあります。
お散歩前に、関節をマッサージしてあげたり、リードをつけた後、お部屋の中を軽く1周したりして、ウォーミングアップをするのもよいですね!

⑤老犬のサポートグッズを用意する

私はお散歩のとき、常にスリングを持って出かけています。

愛犬が途中で疲れたとき、道が危ないと思ったとき、急に雨が降ってきたとき、または、なかなか帰りたがらないときに、スリングがあれば、サッとに抱っこをして、その場をしのげます。

わが家の愛犬は3.8㎏ほどですが、素手でずっと抱っこしていると、かなりずっしりきます。
動いたりすれば、落下の危険性も。

スリングがあれば重さが軽減され、落下の心配も少なく、また片手が空くので、何かがあっても対応できます。

わが家はスリングは必需品。小型犬にはおすすめです!

また、お散歩に行きたがらないとき、長距離の移動をしたいときは、ドッグカートが活躍します。

ドッグカートに乗せて外の空気にふれるだけでも気分転換になりますし、公園までカドッグカートで移動、芝生や土の上を少し歩かせるだけでも、よい運動になります。

サポートグッズを使って、愛犬も飼い主も無理なくお散歩を楽しみましょう!

お散歩に行きたがらない時の3つ対策

嫌がる時は、無理強いしてまで行く必要はありません。
人間も外に出かけたくない日もあるように、愛犬にもそんな日がある。くらいに考えて。そんな日はお家遊びを。

体調の不調、どこかに痛みがあるのかも。

まず、どうしてだろう?と心を寄せるのは、飼い主である私たち家族です。
愛犬に寄り添い、どうして行きたがらないかを考えてみましょう。

そういえば、今日は食欲がないな。

そういえば、足を触ると嫌がるな。腰を触ると嫌がるな。

いつもと違う様子があるようなら、無理はさせず、お散歩は中止。

様子を見て、獣医さんに相談してください。

お散歩コースに苦手なものが…

苦手があるかも…お散歩コースを確認。見つけたら、苦手を排除してあげましょう。

階段など段差が苦手になってきたようなら、平坦な歩きやすい道を。
音に敏感なようなら、大きな道沿いではなく、静かな住宅街または公園に。

若い頃は気にならなかったことが、老犬になってから苦手になったり敏感になったりしていることがあります。

わが家の愛犬は、トラックやバイクのエンジン音が苦手です。大きな通りを歩いていると、腰をぬかしそうになっています。

確かに愛犬の目線に合わせると、かなりの迫力。これは怖かったですよね。

愛犬の苦手をできるだけ排除したコースに変えてみるのもおすすめです。

お散歩がつまらない…

お散歩コースに遊べるポイントを見つけておいて、愛犬の好きな遊びの時間を作ってみるのも手。

ボール遊びが好きならボールを持って。
木の枝や松ぼっくり、虫や鳥に興味がある子は、公園をお散歩コースに入れて。

私たち飼い主も一緒に楽しむ遊びの時間があれば、お散歩が、待ち遠しくて楽しい時間しくなるかもしれません。

まとめ:老犬になった愛犬にあわせた散歩を楽しもう!

老犬になってきて、今までできていたことができなくなったり、お散歩の時間が短くなったり、ちょっと頑固になったり、いろいろな変化が出てきます。

そうしたことに対する対処法も、全てのわんちゃんが同じというわけでありません。
愛犬のことを一番理解できるのは飼い主である私たち。

愛犬の様子を見ながら、心配し過ぎず、愛犬の今持つ力を維持し続けるには、どういうお散歩スタイルがよいのか?オリジナルパターンを考えていきましょう。

また、愛犬のためにと、愛犬を思うあまり飼い主である私たちが、お散歩を義務に感じたり、苦しく感じたりしては元も子もありません。

かかりつけの獣医さん、トリマーさん、など周囲に相談したり、協力も得ながら、飼い主である私たちも笑顔でいられるよう、愛犬のシニア期、ハイシニア期のお散歩を楽しんでいきましょう。

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